妻のグループ旅行に不審感を抱いていた夫が思い切って浮気調査を依頼


週末になると、月に1〜2回友人と旅行に行くと言う妻の言動に不信感を募らせていた依頼人が何処に誰と旅行に行っているのか調査して欲しいと依頼してきた。
妻の申告によると毎回学生時代の友達2〜3人でのグループ旅行で一切男性は居ないという。
毎日の主婦業を忘れられる友人との旅行だけは絶対に止められないとキッパリとした口調であったようだ・・・・
一緒に旅行している?妻の友人も依頼人が疑念を口にすると考え過ぎだよ〜等といっているが、この妻の友人とは依頼人自身あまり親しい間柄ではなく、これまで何度かアリバイに食い違いがあったので、思い切って探偵社を尋ね浮気調査の依頼に踏み切ったとの話。
妻が外泊する数日前から依頼人と当探偵社の間でメールをやり取りしており、何処の旅館に宿泊するかのチェックは既に済んでいる。今回は以外と楽そうだ。


旅行当日この夫婦のマンションの前で早朝5時半から待機。
周辺の状況を確認して駅迄のルートやバス停等のルートをチェック。
現地までの高速道路のルート、電車のルートも全てチェック済みだが、本当に目的の宿に行くかも不明な為気を緩めるわけにはいかない。
調査人員は4名、車両2台、鞄にピンホールレンズを仕込んだハンディーカムビデオと、業務用ビデオ各1台、最高級望遠レンズ搭載一眼レフ2つ、車両発信機、ハンディー無線機2台、単眼鏡、各人携帯電話を2本持って調査に挑む。
当日朝から事前に旅館周辺に車両1台を派遣しておき、最新式ナビゲーションを駆使して周辺の状況をチェックさせておく。


午前8時過ぎ調査対象者が家を出る。早速ハンディーカムビデオを廻し撮影。
直ぐに静止画に落とし画像をパソコンから旅館周辺で待機している調査員の車両に送信する。
そのまま、徒歩で調査員2名が尾行につく。徒歩で駅に行き、そこから電車に乗り、乗り換えながら約1時間半。
浦和駅で車に乗った男性と合流!!二手に分かれた調査車両班と電車の中にで尾行する2名の調査員は携帯のメールでやり取りをするのでどちらに行くべきかリアルタイムに状況が把握できている。
浦和駅駅周辺の車内で抱擁をしているスキに地上から追跡し、遠方に待機している調査車両から望遠レンズで撮影に成功。その後対象車両発進。車両尾行開始。暫くするとファミリーレストランに入ったので、同時に尾行班は1名無線警備、1名は匍匐前進をしながら車両発信機の取り付けに成功する。
これで、今回の作戦は9割方成功したも同然である。
そのまま、対象車両はインターチェンジに向けて走行。
尾行班と追跡車両班は合流して合計3名で少し離れて追跡開始。
発信機の位置を5分おきにチェックしながら1〜2キロの距離を保ちつつ追尾。
状況は遂次現地周辺に待機している車両に報告をする。
対象車両はそのまま、渋川伊香保インターを降り、草津温泉方面に走行。
どうやら、宿だけは依頼人に本当のことを伝えていたようだ・・・


宿に到着する前に現地車両班に詳細を伝えていたこと等もあり、宿に入る瞬間の撮影にも成功。
その後我々調査員も全員合流してホテルにチェックイン。
1時間おきに交代で監視体制を整え、仮眠、食事をそれぞれ摂る。
15時前に対象者が散歩に出かけた。ピンホールレンズを仕込んだハンディーカムビデオ
と、最高級望遠レンズ搭載一眼レフを駆使し徒歩と車両に別れて撮影。湯畑周辺で手を繋ぎ相当仲良くしている。
手を繋ぎ続け本当に仲睦まじく、この親密具合は今回が初めてではなく何度も親交を重ねた結果であると、誰が見ても明らかである。
依頼人に状況を報告すると、明朝旅館を出るまで調査を継続して欲しいというので、調査続行。
そのまま、旅館に入る所をもう一度カメラに収める。夜まで待機するが、動きも無いことから本日の調査は終了。


次の日は早朝5時に起き交代で監視を継続。
周辺のビデオ、写真撮影、前日からの駐車場の車の位置関係、時間も誰が見ても判るように撮る。
9時過ぎ対象者が旅館を出る。
気付かれないように撮影成功。
全てを依頼人に告げ調査終了。


その後この二人の夫婦がどうなったかまでは調査報告書を渡した後なので、当探偵社の関知する所ではないし、事後の無料法律相談等も無いので敢えて聞かない。
報告3日後に全ての資料を完全廃棄(ペンタゴンと同機種のシュレッダーで完全廃棄)
良くある案件ながら幸せとは一体何か?考えさせられるケースである。