オンラインゲームで知り合った男性にお金を貸し逃げられてしまった女性


ネットのバーチャルゲームで知り合った男女。
何度かチャットをするうちに、あるとき依頼主の女性が相手男性と会う事になる。
次第にその二人は次第に付き合い始め男女の関係になる・・・
ここまでなら普通の話しであるが、後に調査対象者となる男性が彼女に金銭を要求してくるようになる。
もちろん、彼女も好きな彼氏が困っているのならと数回に分けて200万円を貸して
しまった。
我々みたいな仕事をしていると、よく聞く話しである…

信じられない話であるが、知り合って数カ月の人間に何故、大金を貸してしまうのか不思議である…

依頼主の話しでは、月々ちゃんと返済すると彼氏が言ったので、愛している彼なので借用書も交わさなかったみたいである。

お金の貸し借りのポイントとして覚えていておきたい事は、
まず、借用書は交わすことがとても大事である。
例え少額でもです。
免許証と住民票のコピーも貰った方が後々便利です。

さて話しは戻りますが、この男性…
お金を借りて数カ月後に音信不通になってしまった…

そこで、今回の依頼主が彼氏を探してほしいと相談がきたのである。

現在まで対象の判明している情報はというと、大体の住所と氏名だけ…
本来なら何とか調べればという案件である。
しかし、調査料金もかかってしまう…
いろいろと依頼主と話しを取り交わし、依頼となった。

とにかく、情報が少ない…
名前ももしかしたら偽名かもしれないし、大体の住所というのも厳しい話である。

まず、基本的な調査から始める。
まず対象が依頼主に口答で伝えた大体の住所のマンションだという所に行ってみた。
オートロックで防犯カメラは入口だけでも数台ある…
まず、ポストをチェックするが、表札が見当たらない…
一軒一軒、中をチェック?する訳にもいかず…
この日は諦める事に…

事務所に戻り、104登録がされているか『らくらく電話帳15』でチェックする。(これは全国のNTT登録されている固定電話が記載)因みに最新版です。

対象は20代前半なので、まず苗字で調べてみる。
その、マンション内で1件がヒットする。
もちろん、まだ確定ではないが…

まず、本格的な詐欺ならば、友人・知人若しくは全く知らない部屋に住民票を置
く場合も考えられる。
次の日、その部屋の玄関が見える所で張り込み開始。
張り込みから2時間が経過した時に若い男性が出てくる。
直ぐに、マンションの入口に急行する。
そこで、その男性に名前を聞いてみる。ここで対象と判明する。

対象に事情を説明すると、これから仕事なので夜また会う事になる。
その夜、待ち合わせ場所にちゃんと対象が待っていた。
色々と話していると、実は最初はちゃんと返すはずだったのだが、消費者金融
ら多額の借金をしており返済のメドがつかず、連絡が取りづらくなってしまった
という…

取り敢えず、依頼主に対象と接触した事を報告し、今後どぉするか話し合っても
らう他にない。

だが、対象は依頼主と会いたくないと言っている…
しかし、彼女は何か男性に一言くらい言いたげである・・・
後は返済可能な額を二人で検討しあい毎月払わせる方向になった。

後は我々の関与する事でもないので、ここで退散したのであった。

今回、詐欺師とはいえない案件であって、調査がスムーズにいったが、これが詐
欺師の仕事なら時間も料金も掛かるのである…
だが、今回のケースであればログ・IP・IDなどから判明させる事も出来なく
もないが、依頼が彼氏に貸した金額に近い調査料金になる為、オススメは出来な
かったのである…

出会い系交際クラブなどで騙されてしまった方など、被害金額が100万以上でなければ、調査料金を支払うと+−0か若しくはマイナスになるのである。
逆に、マイナスになっても良いから幹部などの居場所を特定して欲しいとの依頼人は少なくない。
もちろん、警察との連携調査などで、交際クラブの担当者などの交渉などは担当刑事に日時と場所を伝え、我々調査員と張り込みをするのである。